由利高原鉄道
霊峰鳥海に通じる鉄道

由利高原鉄道鳥海山ろく線は、秋田県由利本荘市の羽後本荘駅から矢島駅までを結ぶ全長23.0kmのローカル鉄道です。1985年(昭和60年)、国鉄矢島線を引き継ぎ、第三セクター鉄道として誕生しました。
列車は、秋田県と山形県の県境にそびえる東北屈指の名峰・鳥海山を望みながら、由利地域の美しい田園風景の中を子吉川に沿って走ります。愛称の「おばこ号」は、開業前に一般公募によって選ばれたもので、現在も地域の皆さまに親しまれています。
開業以来、地域の皆さまの暮らしを支える交通機関として、また観光路線として歩みを続けてまいりました。近年は少子高齢化や人口減少などにより利用者数の減少が続いていますが、沿線の皆さまからは「おらほの鉄道(私たちの鉄道)」として温かいご支援をいただいております。
地域に支えられながら歩み続けた鳥海山ろく線は、2025年(令和7年)10月1日に開業40周年を迎えました。そして現在も、地域とともに未来へ向かって走り続けています。
田んぼ、山、川――日本の原風景が広がる車窓。ゆったりと流れる時間の中で、心安らぐ列車の旅を楽しんでみませんか。皆さまのお越しを心よりお待ちしております。
ごあいさつ
由利高原鉄道株式会社 代表取締役社長 萱場道夫
弊社、鳥海山ろく線は昭和60年10月に旧国鉄矢島線の経営移管を受けて地域の鉄道として開業しました。
2015年に30周年を迎えましたが、マイカーの普及、国道の整備、少子化・過疎化により「由利高原鉄道」の相対的な依存度が低下してきて厳しい経営が続いております。地域の方には多大な応援を頂いておりますが、これだけでは経営健全化には限界があります。観光資源豊富な由利本荘市だからこそよその地域から観光のお客様をお呼びして、鉄道ばかりでなく地域の活性化と雇用の促進につなげたいと思います。令和元年6月に代表取締役社長に就任しました。どうぞよろしくお願いいたします。
路線名「鳥海山ろく線」
これまでの国鉄イメージから脱皮し、真に第三セクターとして地域の特色を出せる地方鉄道として生まれ変わるために、観光資源の原点でもある鳥海山を全国的にアピールするものです。
路線
羽後本荘~矢島 全線23.0km
羽後本荘→(2.2km)→薬師堂→(2.3km)→子吉→(2.9km)→鮎川→(2.1km)→黒沢→(0.8km)→曲沢→(1.4km)→前郷 →(1.9km)→久保田→(2.1km)→西滝沢→(1.4km)→吉沢→(3.0km)→川辺→(3.0km)→矢島
列車愛称名「おばこ」

古くから地域に親しまれてきた名称であり、子吉川に添って実り多い田園の中央を運行される車両のイメージを表現したものです。
(「おばこ」とは17歳~20歳位の年頃の秋田美人のことを言います)
社 章「ユ」

鳥海山に由利(ユリ)地域の「ユ」を組み合わせてデザイン化したものです。
会社概要
| 名 称 | 由利高原鉄道株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 015-0404 秋田県由利本荘市矢島町七日町字羽坂21番地2 |
| TEL / FAX | TEL 0184-56-2736 FAX 0184-56-2850 |
| 設 立 | 昭和59年10月31日 |
| 開 業 | 昭和60年10月1日 |
| 資本金 | 1億円 |
| 事業内容 | ・鉄道事業 ・旅行業 ・県証紙、収入印紙、郵便関連事業 |
| 営業区間 | 羽後本荘~矢島 |
| 営業キロ | 23.0km |
| 駅 数 | 11駅(起点駅を含まず) |
沿革
| 1922年(大正11)8月 | 横荘鉄道として 羽後本荘~前郷間開通 |
|---|---|
| 1937年(昭和12)9月 | 前郷~西滝沢間開通 国鉄に移管される |
| 1938年(昭和13)10月 | 国鉄矢島線として 羽後本荘~矢島間全線開通 |
| 1981年(昭和56)9月 | 第一次赤字廃止選定線となる |
| 1984年(昭和59)10月 | 由利高原鉄道株式会社 設立 |
| 1985年(昭和60)10月 | 鳥海山ろく線として営業開始 久保田駅新設 |
| 1989年(平成元年)10月 | 吉沢駅、曲沢駅 開業 |
| 1995年(平成7)10月 | 開業10周年 |
| 2000年(平成12)3月 | 本社を矢島駅隣へ移転 |
| 2000年(平成)9月 | 矢島駅現駅舎へ移転 営業開始 |
| 2002年(平成14)10月 | 矢島駅 東北の駅100選に選定 |
| 2003年(平成15)4月 | YR2000型多目的車両導入 |
| 2004年(平成16)4月 | 由利小学校開校にあわせ、前郷駅、西滝沢駅、黒沢駅、鮎川駅改築 |
| 2004年(平成16)5月 | 矢島駅内に由利高原鉄道旅行センター開設 |
| 2005年(平成17)10月 | 開業20周年 |
| 2009年(平成21)10月 | 薬師堂駅改築 |
| 2011年(平成23)12月 | 子吉駅改築 |
| 2012年(平成24)3月 | YR3000形車両導入 |
| 2013年(平成25)10月 | 矢島駅開業75周年 |
| 2014年(平成26)4月 | 台湾鉄路管理局平渓線と姉妹鉄道協定締結 |
| 2015年(平成27)10月 | 開業30周年 |
| 2015年(平成27)11月 | エボルタ電池鉄道ギネス記録達成 |
| 2016年(平成28)4月 | 貸切バス事業開始 |
| 2018年(平成30)7月 | YR2001「鳥海おもちゃ列車なかよしこよし」運行開始 |
| 2019年(平成31)4月 | 矢島駅に「ゆりてつホームカフェ」開設 |
| 2019年(令和元年)10月 | 貸切バス事業終了 |
| 2020年(令和2)3月 | 由利高原鉄道旅行センター終了 |
| 2020年(令和2)7月 | 鉄印の記帳・販売を開始 |
| 2020年(令和2)4月 | 矢島駅内に「秋田 矢島・鳥海観光案内所」開設 |
| 2021年(令和3)7月 | 矢島駅内に「駅カフェおばこ」開設(ホームカフェ終了) |
| 2022年(令和4)9月 | YR2002「nostalgic train ちょうかい」運行開始 |
| 2025年(令和7)10月 | 開業40周年 |


