〜美しい車窓を肴にお酒を飲みながら移動できる汽車旅 ”飲み鉄” の醍醐味を、ビデオや切符と味わう〜
鉄道ファンに向けた地場産品の販売と魅力の発信により、地域活性化とローカル線の経営健全化を図る

 2013年1月21日 秋田県の第三セクター 由利高原鉄道株式会社(本社 秋田県由利本荘市 矢島町七日町字羽坂21番地2、代表取締役社長 春田啓郎、以下 同鉄道)は、鉄道ファンに向けた地場産品の販売と同鉄道の魅力を発信する「由利高原鉄道車窓 旅情セット」(以下 旅情セット)を発表しました。この販売により鉄道の収支改善と地域活性化を図ります。

同鉄道 鳥海山ろく線では、「飲み鉄」を愉しむイベント列車「B級グルメ列車」「ビール列車」「忘年会列車」を運行してきました。旅情セットは、この「飲み鉄」の楽しさを国内3〜5万人[1]の鉄道ファンのうち全国の鉄道を乗り歩く「乗り鉄」ファンに広く発信する目的で作られました。地元 天寿酒造株式会社の協力により旅情豊かなラベルが付けられた日本一の地酒「由利鉄乃冬」[2]「由利鉄乃春」の2本を同梱。また、豪雪期の車窓風景をスマートフォンやタブレット端末でビデオ再生できるYoutubeに掲載。この車窓ビデオを肴にお酒を飲む「バーチャル飲み鉄」を提案しています。さらに、同鉄道で実際に使われた切符(硬券)や特製絵葉書を同梱し、五感を通じて鳥海山ろく線の旅情を味わう工夫が凝らされています。価格は3,150円(送料、消費税込み)。由利高原鉄道web ショップ ( http://obako5.com ) より販売されます。

同鉄道は、沿線の過疎高齢化が進み定期客が減少する中、地域の足を守るために赤字の縮小が求められています。2011年 公募で就任した春田啓郎社長は「地域活性化とローカル線の経営健全化は一体」との考えのもと、地域外より観光客を呼び込み、地場産品の販売を立ち上げてきました。今回の旅情セットも地域活性化と収支改善への貢献が期待されます。社長 春田のコメント「自動車とちがい汽車旅とお酒の相性はとても良い。この旅情セットで鳥海山ろく線のおいしいお酒と美しい風景を知っていただき、多くの人に“飲み鉄”に来ていただきたい」

以上

[1] 2004年 野村総合研究所 推定
[2] お酒は「天寿 燗上がり純米酒」 スローフードジャパン燗酒コンテスト 2012 特別金賞を受賞

由利高原鉄道車窓 旅情セット の紹介ページへ

由利高原鉄道とは

由利高原鉄道(鳥海山ろく線)は昭和60年 第一次廃止対象線区であった国鉄矢島線を引き継ぐ第三セクター鉄道として誕生しました。日本海に面する秋田県由利本荘市の羽後本荘駅から鳥海山の麓である矢島駅までの全長23.0kmの路線で、地域の方々からは公募で決まった「おばこ号」の愛称で親しまれています。観光客からは東北屈指の名山「鳥海山」を仰ぎながら、美田地帯を子吉川に沿って走る素朴で懐かしい車窓と、秋田おばこ姿のアテンダントが人気です。前郷駅では旅客鉄道としては珍しい「タブレット交換」を見る事もでき、これが本州では残り2線区(全国では3線区)のみとなったため鉄道ファンの注目も集まっています。

本社 秋田県由利本荘市 矢島町七日町字羽坂21番地2、代表取締役社長 春田啓郎
ホームページhttps://www.obako5.com
Facebookページ http://www.facebook.com/yurirail
Twitter @yuri_tetsudou

報道関係の方のお問い合せ先:

由利高原鉄道株式会社 代表取締役社長 春田啓郎
Tel:0184-56-2736 Fax:0184-56-2850