新型車両も3両となり、更なるサービス改善に

2014年2月25日 秋田県の第三セクター 由利高原鉄道株式会社(本社 秋田県由利本荘市 矢島町七日町字羽坂21番地2、代表取締役社長 春田啓郎、以下 同鉄道)は、3月15日の時刻改正を発表しました。この時刻改正では多客時に増便を行い、さらなる利便性向上を図ります。

臨時列車の増便は、観光宿泊客の移動の利便向上を狙ったもので、定期列車14往復に加え矢島発9:00->羽後本荘着 9:43(214D)と羽後本荘発9:50-矢島着10:28の一往復をゴールデンウィーク(4/26-5/6)、お盆(8/12-8/15)、紅葉(10/11-13) の期間に運行します。これにより、臨時列車運行期間の午前中は1時間間隔の運行となります。

近年、厳しさを増した各地の地域鉄道では減便の発表が相次いでいますが、由利高原鉄道の増便はこの逆を行く施策です。その理由は、減便をすれば利便性が下がり、自動車との格差が開きさらなる利用客の減少を招いてしまうためです。厳しい経営状況であっても、現行の施設・要員の範囲内でサービスレベルと安全性の向上を図るべきという考えにより、改善を図ったものです。

同鉄道 鳥海山ろく線では、通学通勤・通院ならびに観光客の輸送にあたっています。昨年より秋田おばこ姿の列車アテンダントが乗務する「まごころ列車」では観光案内のみならず高齢者の乗降補助や案内などのホスピタリティを充実させてきました。また、3月より新型車両YR-3000形が1両増え3両となり、緑、赤、青と3色揃った新型車両が沿線の景観に華を添えるとともに、居住性の改善にも繋げます。

同鉄道は、沿線の過疎高齢化が進み定期客が減少する中、地域の足を守るために赤字の縮小が求められています。2011年 公募で就任した春田社長は「地域活性化とローカル線の経営健全化は一体」との考えのもと、地域外より観光客を呼び込み鳥海山の観光スポットを巡るワンデーワンコインツアーなどを企画してきました。社長は「暗い話題が続く地域鉄道の中で明るい話題を提供できました。鳥海山ろく線をぜひご利用下さい」と言います。

以上

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由利高原鉄道とは 由利高原鉄道(鳥海山ろく線)は昭和60年 第一次廃止対象線区であった国鉄矢島線を引き継ぐ第三セクター鉄道として誕生しました。日本海に面する秋田県由利本荘市の羽後本荘駅から鳥海山の麓である矢島駅までの全長23.0kmの路線で、地域の方々からは公募で決まった「おばこ号」の愛称で親しまれています。観光客からは東北屈指の名山「鳥海山」を仰ぎながら、美田地帯を子吉川に沿って走る素朴で懐かしい車窓と、秋田おばこ姿のアテンダントが乗務する「まごころ列車」が人気です。前郷駅では旅客鉄道としては珍しい「タブレット交換」を見る事もでき、これが本州では残り3線区(全国では4線区)のみとなったため鉄道ファンの注目も集まっています。2011年6月に公募で社長に就任した春田啓郎により、旅行業界の経験と鉄道ファンの知識を活かし、アテンダントを増員し接遇を向上させるとともに、旅行会社との契約を締結し団体客を誘致。さらに鉄道ファンによる企画会議ツアー、こいのぼり列車、由利高原鉄道検定試験など特色のあるツアーやイベントを次々に打ち出しています。

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