3月21日に運行が開始されたYR-3002。昨年登場したYR-3001と同じように見えます。実際違いはあるのでしょうか?
主要諸元、主要機器
YR-3002はYR-3001とほぼ同等です
インテリアの変更
車体色に合せてインテリアもコーディネートされ、赤色の配色に変ります。
また、トイレドアやおばこロゴなど各所の配色も赤系統となります。
座席モケットの違い
赤い車体色に合せて座席モケット色も赤系統となり、モケットの柄もYR-3001の「御殿まり柄」とは異なる「神代杉細工柄」となります。
普通座席モケット柄の比較
YR-3002 普通座席(赤系:神代杉細工と由利高原鉄道の社紋)
YR-3001 普通座席(緑系:御殿マリと由利高原鉄道の社紋)
つまり、YR-3001(緑)とは車体色、インテリア共にデザインが変ります。
YR-3001, YR-3002 ともに1両づつしか作られないため、ワンメイク、一品物、オリジナルデザインの車両が2両となる訳です。たった一両のためにそれぞれ独自のモケット柄まで開発するという、なかなか手の込んだ車両なのです。
昨年のYR-3001発表の時に紹介されなかった優れポイント
普通車両としては破格の大きさの取り外し可能なテーブルがボックス席に備えられています。
また身障者対応トイレは真空式、乗降ドアの半自動押しボタンスイッチは東日本旅客鉄道のE233系と同等の埋め込み形態の物が設置され、開閉時に音声案内が流れます。
乗降扉の開閉ボタンは最新のタッチ式で、スッキリと壁面に埋め込まれています。力を入れずに操作する事ができ、照明も付き、場所もわかりやすくなっています。また、目の不自由な方のために扉の開閉の際に音声案内も流れます。(写真はYR-3001 左側が車体外側、右側が室内側のボタン)
さらに、普通車両としては破格の大きさのテーブルが付き、勉強、食事などに便利にお使い頂けます。(写真はYR-3001)
コンペ方式でメーカーを選定したため、メーカーの方も頑張っていただきコストを抑えつつ良質かつ快適なデザインの車両を供用する事ができました。こちらの車両紹介でYR-3001のインテリア、アメニティをご紹介しています
http://www.obako5.com/?p=3506
床下機器配置図